財務諸表体系従来の多くの管理組合会計では、区分所有者の共有財産に対する受託責任の遂行状況に ついて、収支予算を作成し、これに準拠した活動を行っているかどうかを確認するのを重視すべきという考え方から、決算報告書は、予算への準拠状況を資金収支の面 から表現する収支計算書のみとし、貸借対照表を作成していない管理組合も未だ多い状況にあります。 これらはかっての公益法人や、会費や自治体の補助に
よる運営を行っている自治会、任意団体等もそうでしたので、管理組合もこれらのやりかた等を踏襲してきた事が歴史的背景に
あります。 しかしながら、収支計算書が上記のような重要性を有する一方、資金の収入及び支出のみ
で管理組合の事業全体を説明できるものではなく、管理組合及び管理組合会計を取り巻く
社会的及び経済的環境の変化を考慮し、事業活動の内容について一層理解しやすい情報を
提供するという観点から、従来の収支計算を中心とする計算書類の体系を見直し、貸借
対照表、正味財産増減計算書及び財産目録によって構成される財務諸表を作成する方向に
しなければなりません。 ここでは取り上げませんが、テナント床を有する高層大規模な管理組合では、その財務内容に対する関心が多数の利用者から向けられて いること、資産及び負債の内容が多様かつ複雑となっていることから、上記の財務諸表の体系に加えて、キャッシュ・フロー計算書の作成も必要となる場合もあります。 決算手順の流れを示します。
| 1 | 1.1 | 1.2 | 1.3 | 2 | 3 | 4 | 5 | 5.1 | 6.1 | 6.2 | 7.1 | 7.2.1 | 7.2.2 | 7.3 | 7.4 | 8.1 | 8.2 |
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