マンションNPOホーム管理組合会計(目次)

管理組合会計

7.4 仕訳帳と記帳心得

  帳簿記帳は明瞭性を主眼としますから、形式と記帳方法が決まっています。

数字を書くときのポイント

会計の仕事は、いつも数字とつながっています。
次の3つのことは特に大切ですから、気をつけてください。

1.正しいこと

2を3と書いたのでは何もなりません。正確なことがまず第一の要件です。

2.読みやすいこと

数字はほかの人も見るものですから、誰が見てもはっきりとわかりやすいことが次に大事です。

3.早いこと

すこし練習すれば標準の数字が早く正しく書けるようになります。

基本数字

数字を上手に書くコツは

1 は、長すぎたり、短すぎたりしない。下は少し太くするぐらいにしっかり止める。
書き出しを下からハネないこと。7と間違えやすいからです。

2 は、書き出しと終わりに注意。頭は丸みをもたせ尻尾は波型にします。
尻尾を上の図のように真直ぐにすると下の線と重なって、7と誤ることがあります。

3 は、曲り方に注意し、無理のないように。上も下もまきこんではいけません。
急ぎすぎてまいた形になると8と間違えます。

4 は、曲線を使わずまっすぐな線で書きます。左角は、はっきり角をつけて曲げます。
急いで続け書きすると、横線とたて棒がつながって6とまぎらわしくなります。
また9と間違うことがありますから、上の角はつけないようにします。

5 は、曲り方にふくらみをもたせて大きく書きます。尻尾をまるめてつけないように。
横線はまっすぐ水平に短すぎないように引きます。

6 は、書き出しは他より少し高めに、円はあまり小さくならないよう丸みをつけ、
最後がうしろに突きぬけないようにします。0や4と間違えます。

7 は、左上に小さいカギをつけます。直線だけで書き、書き終わりは他の字より
少し下に出るくらいに。1や9と、特にはっきり区分してください。

8 は、急いで書くと細くなりがちですが、円がつぶれないように、しっかり丸みをつけて書きます。
右上は必ず閉じます。

9 は、丸が大きすぎたり、小さすぎたりしないように、右上は必ず閉じます。
最後はほかの字より少し下に出ます。なれすぎた字を書かないように。

0 は、少し斜めに、つりあいのとれた形にします。小さくなりがちなのでほかの字と同じ
大きさになるように書き、書き終わりはしっかり閉じます。6や9に書き変えられないように
書きます。

数字の訂正のしかたは

書いた数字を訂正することは、正しい数字を書くことよりもっと注意が必要です。

1.訂正線

横2本の平行線を引きます。修正液でぬりつぶしたり、砂消しゴムなどで字を削ったりは
厳禁です。

2.訂正範囲

数字の一部だけでなく、全体を書き直します。

3.記入する数字

消した数字の上部に新しい数字を書きます。行の上に余白がない時は、
下または右、左の順で記入します。

4.訂正線と数字の色

消されるもとの数字と同じ色を使います。したがって赤字伝票は赤で、黒字伝票は
訂正線も数字も黒で書きます。

5.訂正印

誰が訂正したか、誰の判断と責任で数字を直したのかを明らかにするために押します。
したがって、印は訂正線右端にはっきり押します。数字の真中には押さないように。

6.再訂正

1度消したけれど、もとの数字のままでよかったというときも書き直しの形をとります。

7.1行訂正

横の1行を全部消したいときは、1つ1つの数字でなく、行の端から端まで直線を引いて
両端に訂正印を押します。

数字の訂正のしかた

8.重要文書

契約書などで文字や数字を訂正するときは、余白に署名印を押したうえ「参字抹消、
五字追加」というように訂正範囲を明示します。さらに重要な文書では、
数字を訂正したものは受けつけないことにします。

数字を並べるときには

1.区切り

桁数の大きい数字は、桁ごとに区切って「,(コンマ)」を入れます。「,」は数字と数字の間に
はっきり入れます。大きすぎたり、位置が悪いと数字の1と間違えられることがあります。
特にワンライティングの注文伝票では、下のほうの伝票はコピーが薄くなって誤りやすいので
気をつけてください。

ただし、口座番号のように区切りをつけないものは、そのままで書きます。

2.ケタ

数字は最下位桁をそろえて書きます。桁が不揃いだったり、数字の間隔がバラバラだと、
計算や判断に誤りを起こしやすいのです。伝票や帳票で、同性質の数字がたくさん並ぶ場合は、
はじめから桁の区切線を入れると便利です。

3.丸め方

端数を丸めるためには、切り上げ、切り捨て、四捨五入などの方法がありますが、
場合によってはどの方法をとったかを注記しておく必要があります。同一グループの中
では同じ基準で丸めます。集計表の数字を1,000円単位にまとめるようなとき、
四捨五入の端数の関係で合計が1だけ違ってくることがあります。
そういうときは、一番大きな数字で調整をします。

4.単位

数字には、円、1,000円、kgなどの単位をつけます。同性質の数字を並べるときには、
表の右上に(単位 円)などとまとめて表わします。

帳票記入で注意すべきことは

1.文字

崩さずに正しく書きます。常用漢字、送りがななど、きまったものを使います。

2.日付

原則として「平成-年-月-日」と記入します。年は原則として平成年号によります。

3.数字

原則として3桁ごとに区切ります。

4.¥

伝票などでは原則として¥はつけません。領収証など、あとでトラブルの起こる可能性の
あるものについては、金額数字の頭に¥をつけて、あとから数字追加ができないように
します。

5.発行年月日

伝票・帳簿には必ず、作成日・記帳日の日付を入れます。
決算の整理仕訳伝票などは、翌月に入ってから作業しますが、日付は月末・期末日で
処理します。

6.押印

伝票・帳簿の作成者・照合者・承認者は、それぞれきめられた手順によって押印します。
印を押すというのは、そのことについて自分が責任を負うということです。
したがって、この伝票の内容は誰が最終責任を持てばいいのか、という重要性によって
承認範囲がきめられます。


| 1 | 1.1 | 1.2 | 1.3 | 2 3 |  4 | 5 | 5.1 | 6.1 | 6.2 | 7.1 | 7.2.1 | 7.2.2 | 7.3 | 7.48.1 | 8.2 |


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