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公益法人の会計処理は管理組合などの非営利法人の会計基準の基礎(スタンダード)となるものです。 公益法人会計における、勘定群(貸借対照表勘定・収支計算書勘定・正味財産増減計算書勘定)と各々の勘定科目は以下のとおりです。
複式簿記の一般的なルールでは、ある勘定が借方で発生、ないし増加した場合、その勘定の減少は必ず反対側の貸方で記帳され、常に各勘定が同時に複式記帳されていることで、貸借が一致する仕組みになっています。

貸借対照表の取引の主体となる勘定(ホームポジション)は資産です。
1.管理費10,000円が預金に入金された場合には下記の仕訳になります。
・(借方)普通預金 10,000 (貸方)管理費収入 10,000
2.管理費10,000円が期末において未収になった場合
・(借方)未収入金 10,000 (貸方)管理費収入 10,000
収支計算書の勘定のホームポジションは支出勘定です。
1.管理会社への委託管理費を預金から振り込んだ場合の仕訳
・(借方)委託管理費 100,000 (貸方)普通預金 100,000
2.直接雇用の管理人へ源泉所得税と社会保険料を天引きして給与振込
・(借方)給与手当て 100,000 (貸方)普通預金 95,000
(貸方)預り金 5,000
正味財産勘定のホームポジションは減少勘定の発生であり借方になります。
大規模修繕の資金を銀行融資を受けて貸付けが実行された場合
(借方)借入金増加額××× (貸方)借入金 ×××
(借方)当座預金 ××× (貸方)借入金受入収入×××
上の図で企業会計にはない公益法人特有の考え方が示されています。これが「一取引二仕訳」といわれるもので、収支計算書に関係する取引のための仕訳です。
公益法人会計では、資金フローと正味財産の増減を把握するという、二つの要請があります。このために取引の仕訳については、一取引で二仕訳が必要となります。
この資金項目と非資金項目について、財務諸表における関連図を示したものが左の図になります。
貸借対照表の資金科目が、収支決算書と相応し、資金資産(A)―資金負債(B)が、収支計算書の、次期繰越収支差額と一致します。
また、貸借対照表の非資金科目が、正味財産増減増減計算書と相応し、期末正味財産額が貸借対照表の貸方―正味財産に合致することになります。
| 1 | 1.1 | 1.2
| 1.3 | 2 | 3
| 4 | 5 | 5.1
| 6.1 | 6.2 | 7.1
| 7.2.1 | 7.2.2 | 7.3
| 7.4 | 8.1 | 8.2
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