4.3　監査実施要領（モデル）

1．総　則

（目 的）
1−1　この監査は当管理組合が管理事務を委託している管理会社に対する会計事務の整備の状況，会計記録の正確性，妥当性を確かめることを目的とします。
（監査人）
1−2　この監査の監査人は、監事及び理事長又は監事及び理事長が委嘱した者が行います。
（実施期間）
1−3　監査は原則として期末及び期中監査に分けて期中監査は随時行うものとします。

2．現金・預金の監査

（現金の監査）
2−1　　現金の実査をします．
　2．現金期末在高又は期中在高と台帳の現金勘定残高との照合をします．
　3．現金期末在高又は期中在高と一般会計収支計算書残高との照合をします。
（預金の監査）
2−2　　一般会計普通預金通振，期末残高と台帳の一般会計普通預金勘定残高及び銀行残高証明書又は期中残高との照合をします．
　2．特別会計修繕積立金会計普通預金通帳，期末残高又は期中残高と台帳の修繕積立金会計普通預金勘定の残高及び銀行残高証明書又は期中残高との照合をします。
　3．駐車場会計普通預金通帳，期末残高又は期中残高と台帳の駐車場会計普通預金勘定の残高及び銀行残高証明書又は期中残高との照合をします．
　４．水道料会計普通預金通帳，期末残高又は期中残高と台帳の水道料会計普通預金勘定及び銀行残高証明書又は期中残高との照合をします。
（保険積立金）
2−3　　マシション保険積立金証書と台帳，保険積立金勘定の期中・期末の監査残高の照合をします

3．仮勘定の監査

（仮払金，仮受金の監査）
　3−1　仮払金，仮受金の妥当性と正確性のチェック.
　2．　　証憑書類，精算見込みのチェック。

4．一般会計、管理費収入の監査

（回収状況の監査）
　4−1　　管理費請求額について、徴収表による規定回収額の確認を行います．
　 2．未収入金の回収状況チェック（短期滞納分を含む（6ケ月以内））
　 3．未収入金計上分（長期滞納−6ケ月以上）の督促の状況及び回収見込．

5．受取修繕積立金収入の監査

（回収状況の監査）
5−1　　受取修繕積立金請求額の規定回数額の確認。
2．　　未収入金の回収状況チェック（短期滞納分を含む（6ケ月以内））
3．　　未収入金計上分（長期滞納−6ケ月以上）の督促の状況及び回収見込．

6．駐車場料金収入の監査

前項に準じます

7．水道料金収入の監査

前項に準じます

8．一般会計管理費支払の監査

（台帳の監査）
8− 1　　台帳綴込の伝票と証憑類の突合せチェック
　（1） 金額の正確性のチェック
　（2） 費目の的確性のチェック
　（3） 支払の妥当性のチェック
8− ２　　台帳綴込の伝票記載の残高計算チェック

9．台帳と収支計算書の監査

（一般会計収支計算書の監査）
9− 1　収入項目の監査
　（1）前月繰越額の突合
　（2）当月収入金のチェック
　（3）前月未納入分の当月入金の有無
9− 2　　 支出項目の監査
　（1）前月支出額の突合
　（2）累計額のチェック
　（3）予算からの差引額のチェック
9− 3　　 現金、預金在高の確認
（特別会計修繕積立金収支計算書の監査）
9− 4　収入項目の監査
　（1）前月繰越額の突合
　（2）当月収入金のチェック
　（3）前月未納入分の当月入金の有無
9− 5　　 支出項目の監査
　（1）支払工事代金のチェック
　（2）借入金返済のチェック
9− 6 預金在高の確認
（特別会計駐車場会計収支計算書の監査）
9− ７　収入項目の監査
　　　前項に準じます
9− 8　 支出項目の監査
　　　前項に準じます
（特別会計水道料会計収支計算書の監査）
9− 9　収入項目の監査
　　　前項に準じます
9−10　　 支出項目の監査
前項に準じます

10．台帳と会計報告書の監査

（特別会計修繕積立金会計報告書の監査）
10−　1　収入項目の監査
　（1）前年度繰越額の突合
　（2）当期収入額のチェック
　（3）充当金の突合（駐車場、水道料金との関係）
　（4）期末未納入分の確認
10−　2　　 支出項目の監査
　（1）支払工事代金のチェック
　（2）借入金返済のチェック
10−　3 預金在高の確認
（特別会計駐車場会計報告書の監査）
10− 4　収入項目の監査
　　　前項に準じます
10− 5　 支出項目の監査
　　　前項に準じます
(特別会計水道料会計報告書の監査)
10− 6　収入項目の監査
　　　前項に準じます
10− 7　 支出項目の監査
　　　前項に準じます
(各特別会計予算額の監査)
10− 8 収入項目予算額のチェック
10− 9 支出項目予算額のチェック

11．付　則．
(実施期間)
11−１ この要領は平成○○年○○月○○日から実施します。